
毎年6月、コペンハーゲンの中心部で「3days of design」という家具・インテリアのデザインイベントが行われています。
このイベントには、北欧の名だたる家具やインテリアのメーカーや、北欧やその周辺で脈々と続く小さな家具工房や、今売り出し中のデザイナーなどが、市内の各家具ブランドのショールームや庭で、はたまた、デンマーク王室のかつての居城の敷地内にある、普段は開放していない彫刻をはじめとする美術品を集めた大きな蔵の中でなど、個性豊かに市内の様々なところで個展が行われています。
という情報を聞きつけて行ってきましたので、レポート致します。
高野 太輔
このイベントは、今年がちょうど10回目だったそうです。市内の中心部に何十か所と、3days of designに参加した企業の個展が開かれています。
フリッツハンセンは、市内の歴史的な建物の中庭で、SKAGERAKというアウトドアファニチャーコレクションを展示していました。定番から新作まであるようです。
どれも素晴らしかったですが、特にこちらの写真のベンチは、その雰囲気、存在感に感動しました。思い返せば、このベンチが、プロダクトとしては、今回の出張で一番印象に残っています。材料はおそらくチークだと思います。アウトドアに使う材木は、耐久性など気を遣います。
こちらカールハンセンの個展です。市内の自社ショールームで行われていました。ショールーム内で一般の方向けのワークショップが行われていて、楽しそうでした。
デザインイベント時にワークショップ、良いですね。外ではガーデンファニチャーも展示していました。
街中を歩いていると、この花台がかわいすぎて目に留まり、引き込まれるようにふらふらと中へ入ると、FRANDSENという照明のメーカーの個展に遭遇しました。
建物を借りての個展で、エントランスの庭も素敵で、メインの照明も良かったですが、ワイヤーで作られたデスクやテーブルも印象的でした。初めて知るブランドでした。
それから街中を歩いて、BRDR.KRUGER のショールーム、MOEBEの個展、HAYの旗艦店等見て回りました。通りの広場でも、なにやら展示されてます。
HAYの旗艦店は、建物の3フロアで構成されていて、上の階の窓からの見晴らしがとても気持ち良いです。
こちら丸い石が並ぶのは、かつてデンマーク王室が居城にしていて、今は王室や政府の迎賓館となっているクリスチャンスボー城です。全体図が写真に納まりません。
このお城の、彫刻作品を保管する広い蔵の中で、沢山の家具メーカー、デザイナーが個展を行っており、高野木工で代理店を行っているデンマークの照明ブランド EBB&FLOW も、ここに参加していました。
この彫刻作品の収納蔵は大変広く、展示に参加しているブランドの数は50以上でした。一つ一つは、そう広くないスペースなので、小規模なブランドが集まっている印象です。
ここに出展することで、新しいインスピレーションを受けることが出来そうな感じがします。
こちらが、EBB&FLOWのブースです。定番商品ではなく、新作のシリーズを展示していました。EBB&FLOWは、デンマーク発の照明ブランドで、金属と口吹きガラスを組み合わせた独自性のあるデザインが特徴です。
今回の新作は、特徴のある空間を作るのに良いと思います。弊社で扱っているEBB&FLOWの照明は、もう少し家になじみやすいデザインが多いです。取扱商品のリンクです。
ここからは、コペンハーゲンから西へ飛行機で1時間、車で30分の所にある、高野木工で代理店を行っている、デンマーク発のインテリアブランド「bloomingville」の 本社・ショールームをご紹介します。
会社全体を案内して頂きました。
まずはオフィスです。手前のディスプレイは年2回入れ替えるのだそうです。ここから左にオフィスが広がっています。黒のデスクで統一されていました。
本社には40人ぐらい勤めていますが、今日は週に一度のテレワーク推奨日らしく、人が少なかったです。
こちらは社員の食堂・休憩室です。
こういう所はほんとに違いを感じて、色々と考えさせられます。見習おうと思います。
ここからはショールームです。こちらでは、花瓶や鉢カバー、照明などを輸入しています。ブルーミングビルは、ここデンマークの本社で企画・開発して、国外でOEM製造を依頼して、デンマークに在庫しています。
高野木工はここからセレクトした物を、日本で在庫しています。これまでは展示会で商品を見ていましたが、今回は初めて本社まで来ました。
ここで選んだものは、来年1月頃販売開始の予定です。
こちらは、キッズのコーナーです。Bloomomgville mini というシリーズで展開しています。
最近高野木工ではキッズコーナーの提案を行っており、これらは高野木工の家具と一緒に展示販売しています。
ショールーム内でランチを頂きました。デンマークの伝統料理で、スモーブローというオープンサンドイッチです。
アイスクリームの写真は、地元の手作りアイス屋さんに頼んで、オリジナルデザインのアイスを作ってもらったんだとか。もちろん全部めちゃおいしいですが、このアイスは特にかわいかったです。
担当の方たちとランチの写真。真ん中の男性が担当のアユビさん、一日案内して頂きました。左の方は受注担当のリサさん、右は私です。
このあと時間が余ったので、ここと空港の間ぐらいにある、アユビさんの住むヘアニングという町(人口3万人ぐらい)を少し案内してもらいました。
こちらが町の写真です。町の中心の商店街のような場所で、500mぐらい店舗が続いています。石畳にどの店舗もきれいで、売っている物も質が良く、驚くほどの国自体の豊かさを感じました。
デンマークという国は、世界で最も政治の腐敗が少ないとか、税金は高いが、国民の幸福度ランキングはいつも上位ですと、良い国なんですよと、今回案内して頂いたアユビさんが説明してくれました。
又、デジタル化・グローバル化が大変進んでいる事、デザイン意識の高さが、デンマークが発展している要素であるとのことでした。
本人が言うぐらいなので、皆がそう認識するぐらい進んでいるんだと思いますし、実際そのとおりなのだろうと、この小さい町を訪れて思いました。
高野木工は、家具は自社企画・生産し、照明や雑貨・アートなどルームアクセサリーとして、ヨーロッパ各国から輸入しています。展示会等でセレクトしていると、自然と北欧のブランドに寄っていき、今に至っています。
セレクト商材も、高野木工の各ショールームで見ることできますので、まだ行かれたことのない方は是非一度足を運んでください。
最後まで読んで頂いてありがとうござました。
高野 太輔